
ゼミとは?身に付く力とは
大学のゼミとは、担当教員と学生がグループで研究活動を行う授業のことで通常、20〜30人ほどの少人数で学びます!
個人 or グループで研究テーマを研究し、調査と仮説検証を繰り返したのち、研究結果をプレゼンテーションや論文で発表します。
この一連の流れの中で、自分で課題を見つけ、課題を解決する力、チームメンバーと協力して研究を進めていく中での協調性、人に難解な物事をわかりやすく伝えるための論理的思考力が身につきます。
課題解決力、論理的思考力、協調性、表現力
ゼミによってはメールを送る上でのマナーや敬語の使い方などを教えてくれるゼミもあるみたいですね…
ゼミはいつから始まる?
2年または3年次の春
基本的にゼミ活動では特定の分野に絞って研究活動を行う為、専門的な事象を学んでいくためにも最低限の知識が土台として培われている必要があります!
そのため多くの大学では1〜2年次で学問分野の基礎的な知識を固め、それぞれどの分野に関心があるのか興味を発見します。そして、3〜4年次にゼミに所属しながら自らの興味のある分野について研究を進めます!
大学や学科によっては2年次からゼミ活動が始まるゼミもあります!
活動期間
活動期間はゼミによって異なりますが、基本的には2年間行われます。
一般的な授業と比べてゼミは調査や論文作成など多くの時間を必要とするため活動期間が年単位と長くなっています!
ゼミの学びとは
一般的なゼミの進め方を紹介します!
基礎学習、先行研究の確認
まずは、自分の興味がある分野について研究をしていく上で最低限の知識を基礎学習を教授にしてもらったり、先行研究を確認することで身につけます。
知識を身につけ、その分野が大まかにどんな分野で、どんな事象が起こっていて、どんな課題があるのかを理解できたら次の課題発見に移ります。
課題発見
次に基礎学習や先行研究を通して発見した課題の中でも、特に自分がどの分野に興味があるかを発見します。
研究を進めていく上でこのその課題が適切なのかを判断するためにも、先行研究や著書を通して課題が妥当か検証します。
チームビルディング
似たような課題に興味を持った人が集まり、学年問わず複数人でチームを組みます。
このチームで半年間〜1年間の間研究を進めます!
グループディスカッションをしながら仮説検証を繰り返す
似たような興味を持った人が集まり、それぞれが抱いている問題や研究したい内容を共有した後、全員に共通して言える点や近しい着地点を見つけ、それをグループ全体のテーマとして立てます。
その立てたテーマに関連する事象の結論をはじめに予想し過程として立てます。
その後、現状分析→課題の抽出→課題の原因分析→結論を導き出す→当初の仮説との比較→最終的な結論、研究を振り返って&今後の課題
といったような流れで議論を進めていきます。結論を導き出すまでの過程で何度も仮説検証を繰り返します。
発表、論文作成
半期〜1年間研究してきた内容をゼミ内でプレゼンテーションをしたり、論文として提出することで他の学生に共有します。
この共有を通して、研究内容の不明な部分や論理的でない部分を様々な視野から指摘することで研究成果をより良いものに調整していきます。
ゼミによっては発表内容が詰めきれてないと発表会の時に教授に詰められるなんてこともあるみたいです
ゼミ選考はいつ頃から始まる?
1次募集の場合
多くのゼミでは10月ごろからゼミ説明会が始まり、11月〜12月の間で面接やレポート課題によってゼミ選考が行われます。
その後の流れとしては、選考結果が冬休み前に発表され、懇親会が年始に始まります。
1次募集で希望のゼミの選考に落ちてしまった場合は、2次募集で定員に空きのあるゼミの選考に挑戦します。
2次募集の場合
1次募集が終わった後に選考が始まるので時期としては12月〜1月の間で行われます。
2次募集は枠が数人程度と1次の時に比べると少なくなっており、倍率は非常に高いものとなります。
ほとんどのゼミの募集は2次で終了するので、ここで落ちない為にも、他の学生との差別化が重要となります。
第 1志望のゼミの選考に落ちてしまう可能性もあるので、入りたいゼミは第2、第3志望ぐらいまでは考えておいた方が良いです!
ゼミ選考で合格率を高める方法
合格率を高める方法については下の記事を参考にしてみてください!

まとめ
大学によってゼミの進め方や、学び方、所属する時期などは大きく異なり、それによってゼミ選考が行われる時期も異なります。
気づいたらゼミ選考が終わっていて所属するゼミがないなんてことにならないためにも、大学の掲示板をこまめに確認したり、友人と情報交換することをお勧めします!
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