
大学生にとって聞き馴染みのあるTOEIC。
大学生になってから初めて受験するなんて人も少なくないと思います。
TOEICを受験する上で、周りの人がどれほどの点数を取っているのかは、
目標点数の目安にもなるのでこの記事をもとに、自分の中で何点を目標にするのか決める参考にしてみてください。
そもそも大学生が受けるTOEICとは
TOEICは「Test of English for International Communication」の略でトイックと呼ばれています。
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテストです。
英検が日本人対象の試験である一方、TOEICは世界共通のテストです。
合否などはありませんが、英語力が0〜990の間で点数化されることで評価されます。
ネットに載っているTOEIC平均スコアは古い
平均スコアをまとめたサイトで最新のものもありますが、ほとんどが数年前のデータであることが多いです。
中には10年以上も前のデータが載っていることがあるので、平均点は公式サイトをチェックするなど最新の情報を手に入れましょう。
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist.html
TOEIC 全体の平均点とは
直近5回のTOEIC平均は以下の通りです。
リスニング平均点 | リーディング平均点 | 合計平均点 | |
第265回(2021年3月21日 午後) | 330.1 | 277.7 | 607.8 |
第264回(2021年3月21日 午前) | 335.1 | 279.7 | 614.8 |
第263回(2021年2月28日 午後) | 337.7 | 286.8 | 624.5 |
第262回(2021年2月28日 午前) | 339.3 | 287.8 | 627.1 |
第261回(2021年1月10日 午後) | 334.6 | 279.0 | 613.6 |
このデータからTOEIC平均点はおおよそ以下の通りになります。
TOEIC 合計 618点、リスニング平均:282点、リーディング平均:335点
数年前までは受験者平均は600点もなかったのにここ最近は平均点で617点と上昇傾向にあります。
大学生 TOEICの平均点
大学生のTOEIC平均点は…
580点
高く感じるか、低く感じるかは個人差がありそうですが意外と高いですよね!!
勉強していない印象のある大学生ですが平均580点となかなか高得点です。大学生になってTOEICを初めて受験する人はこの580点を超えることを最初の目標としても良さそうですね!!
MARCH学生のTOEIC平均
march大学生50人にアンケートを取り、平均を求めました。TOEICに合わせて点数は5点きざみで、四捨五入しています。
大学名 | 人数 | 平均点 |
明治大学 | 8 | 575 |
青山学院大学 | 14 | 625 |
立教大学 | 6 | 615 |
中央大学 | 9 | 585 |
法政大学 | 13 | 560 |
スコアごとのレベル
400点以下
- 英語が苦手だった大卒レベルで、英語初学者が目標とするレベル
- 簡単な語彙、よく使用される句が理解できる。
- 英検でいうと5級、4級と同等
- 会話や写真描写において、語彙が簡単で、話のごく一部を理解すればよいときは、話の詳細や写真に関する記述が理解できる。
500〜600点
- 海外旅行で英語の標識がわかるようになるレベル
- 英検でいうと準2級と同等
- 日系企業が大学卒に求めるスコアの平均<
- 簡単な語彙が理解できる。中級レベルの語彙を理解できることもある。
600〜700点
- 海外旅行で買い物オーダーを問題なく行えるレベル
- 英検2級と同等で英語中級者中級レベルの語彙が理解できる。
- 文脈中の難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できることもある。
- 言い換えがあっても、事実に基づく情報が理解できる。
700〜800点
- 身の回りのものを英語で説明することができるレベル。例)ペンの機能を英語で簡単に説明するなど
- 英検準1級と同等のレベル
- 会話において、特に語彙が難しくないときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できることもある。
- 規則に基づいた文法構造が理解できる。また、難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造が理解できる。
800〜900点
- 英語上級者、外資系企業求人の平均点。
- 就活において英語が強みと胸を張って言うことができ、履歴書に書くことができる点数です。
- 幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できる。また、似たような意味で使われる複数の単語を区別することができる。
- 長い会話文において、幅広く語彙が使用されていても、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。
990点
- 受験者全体の約0.05%~0.15%前後
- ネイティブスピーカーとも会話ができるレベル。
- ネイティブ相手にビジネスの交渉ができ、ひとりで海外生活を送ることも可能
- 複雑な話題においても論理的な文章を考えることができ、流暢に話すことができる
評価される点数
800点以上
大学生の平均点は580点ほどですが、英語を強みにしたいのであれば、800点以上は取っておきたいところです。
特に外資系企業を志望している人は800点以上ないと、業務上最低限の英語を理解することが難しくなるので、後々苦労することになります。
高得点を取るメリット
・就活で有利
・英語に自信が持てる
・人生の選択肢が広がる
就活で有利
TOEICは点数という形で成果が出るので、高得点を取ることができれば企業から目標達成のために努力し成果を出すことができる人だと見なされやすく、就活をする上でも有利となります。
また採用の条件としてTOEIC何点以上保有者と足切りをしている企業もあるので、高得点を取って損することはまずありません。
英語力に自信が持てる
点数として、自分の力が目に見える形で現れるので、高得点を取ると自身の英語力を証明する根拠となり揺るがない自信となります。
また平均点など他の人と比較もできるので、自分が人と比べてどこが優れているのか知ることができ、今後の英語学習のモチベーションとなります。
はじめて受験する人は平均点を目指そう
今までTOEICを受けて来なかった人やTOEICを機に、英語学習を始める人はまず平均点を目指すようにしてみましょう!

ここ平均点をとるのも簡単そうに見えて意外と難しいです!
TOEICは毎月開催されているので、興味がある人は思い切って受けてみてください!TOEIC平均点をとるための勉強法については他の記事で紹介しているので是非参考にしてみてください!
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